大学生にもなって初めて不登校になった話(後編)
今回は前回書いた僕が大学生で不登校になった話の後編として「どのようにして不登校から抜け出したのか」、「今不登校で悩んでいる人に対して」の2本を書いていこうと思います。ブログというより僕のお話になってしまったので興味のある方だけぜひ・・・^^;
あ、前回の記事で明日とか言ってるけど2日後になったことは内緒。笑
どのようにして不登校から抜け出したのか
新しい人との出会い
僕は学校に行けない(正確には行かないかも?)でいるのがほんとうに嫌で、サボった日は(当時は毎日でしたけど)後悔ばかりしていました。また、僕はひとり暮らしをしているので丸一日誰とも話さない、人と全く関わりのない日を送ることもあり、それがどこか異様なようにも感じていました。
そこで僕はネットでの人との関わりを選びました。不登校や引きこもりがネットに向かいがちなのも、多分僕と同じような理由なのではないでしょうか。人と関わりたくてもこんな状況の自分では知り合いには合わせる顔がない。といったところでしょう。
ネットを通じて知り合う人の中には本当に様々な人がいました。出会いを求める人、僕以上に悩みを抱えている人、悩みを真摯に聞いてくれる人、ふざけている人、夢を語ってくれる人などなど・・・。もともと人と関わるのが好きな僕はその関わりが本当に楽しいものでした。そしてあるとき話していた女性の方が僕の不登校とは別の悩みについてとても真面目に相談に乗ってくれ、後にだんだん仲良くなっていきました。不登校であること、留年していることは僕にとっては一番のコンプレックスだったので関わっていく中でもずっと黙っていました。
だんだん仲も良くなってくると今度は秘密にしていることが辛くなってきました。楽しい話をしているときもどこか罪悪感をいだきながら話していました。そこでついにすべてこの子には打ち明けてみようと決心しました。正直打ち明けるときには軽蔑されないかとか、蔑んで見られないかとかとてもネガティブなことを考えていたのを思い出します。普段はよく電話で話していたのですがそのときばかりは口で伝えることができずにLINEですべてを打ち明けました。するとすぐに既読がつき、返ってきたのは、
「なんだ。そんなことか(笑)」
でした。もしかしたらそういう返信が来るかもしれないとどこかで期待はしていましたが、やっぱり「そんな人と関わっていたのか」とか思われるんじゃないかなともおもっていたので、その言葉を聞いたときとても安心し、涙まで流しました。これが4年生の夏休み終わりがけのことです。
それからその子に背中を押してもらい、ゼミの先生など心配をかけた人たちへ謝ったり、親に真実を話したり元の生活へ戻るために頑張りました。たったこれだけのことなのですが、これもその子との出会いがなければ、僕一人だけではとても行うことのできないことだったと思います。
周りの人たちの優しさ
上では新しい人との出会いがきっかけで立ち直れたことを書きましたが、その過程で改めて気がついたのは僕の周りの人たちは本当に優しい人であったことです。ゼミの先生や後輩たち、家族、友達などみんな僕が留年していること、不登校であったことに対して優しい言葉をかけてくれました。本当に良い人ばかりです。この人達のお陰でうまくもとの生活に溶け込んでいくことができたのだと思います。
今不登校で悩んでいる方へ
不登校の間って本当に辛いです。苦しいです。だから無理に学校へ行こうとかは思わなくてもいいと思うんです。それでも、自分は何をしたいのか(今したいことでも将来したいことでも)が、もし見つかるまたはすでに心の何処かにあるのだとしたらその過程の中で学校には通わなくてはならないかもしれません。僕の場合はそうでした。中学生以来の夢を叶えるためにはこの学校をなんとしても卒業しなくてはなりません。だから僕としてはどうしても学校に行きたかったのです。何もしたいことがない人は見つけることから始めてもいいかもしれません。今のままで満足している人はそのままでもいいのではないでしょうか。そこは自由だと思っています。
したいことがあれば当然努力します。何も行動せず夢を叶える人などおそらくいないでしょう。ただ、常に頭の中がいっぱいな状態では一人で努力し続けることは困難だと思います。そこで僕は信頼できる仲間を見つけてほしいと思っています。
もちろん直接人と関わるのがいいとは思うのですがネットでもなんでもいいのではないでしょうか。実際僕はそうして不登校から抜け出しましたし。僕はたまたまいい人に出会いましたが、全員がそうとは限らないので超おすすめ!というわけではありませんが・・・笑
不登校支援団体や、大学の支援サークルの人達はおそらく全員あなたたちの味方なのでその人達を完全に信頼しきって夢への一歩を踏み出してみてはいいのでしょうか?ネットで調べればたくさん出てくると思います。
最後に
不安や悩みを抱えているということは変わろうとしているということです。それだけであなたたちは一生懸命頑張っています。だから自分を攻める必要はまったくないと思います。少しでも前進のために頑張りたいという気持ちがあるなら一緒に戦ってくれる仲間を見つけて、一緒に頑張ってみるといいと思います。
こんな僕でも力になれることがあれば喜んで力になりたいと思っているのでコメントいただければと思います。
長々と読んでくださった方ありがとうございました!